私は、数ある折りたたみ自転車の中でも「A-bike」を最もおすすめします。
なぜなら、「輪行力」がずば抜けているからです。
ところが、
残念ながら“おすすめできない人”もいます。
結論を言うと、「輪行」よりも「走行」を重視する人には向きません。
自転車選びで不安を抱く気持ちはよくわかります。失敗は嫌ですよね…
私は、「A-bike city」と「A-bike electric」を5年以上日常使いしています。
輪行回数は年間300回超です。メリットもデメリットもよく理解しています。
その経験値から、「A-bike」を“おすすめできない人”について解説します。
この記事をご覧いただけば、購入時の不安解消に役立つでしょう。
また、逆にA-bikeを選択肢から外すことに繋がるかもしれません。
後悔のない自転車選びのために、ぜひ最後までご覧ください。
体重が100kg以上ある
公式に体重制限があります。
残念ですが、100kg以上ある方にはおすすめできません。
自転車のフレームにかかる負担や走行時の安全性を考えればいかんともし難いです。
私は登山に行く際に10kgほどのリュックを背負ってA-bikeで走ることがあります。
その経験からして、体重が重くなるほどに自転車のコントロールは難しくなります。
特に下り坂でふらつくのは安全に関わることで軽視できません。
「A-bike electric」はアシスト機能がついているのでそれほど安定感は損なわれません。
一方、「A-bike city」は重いリュックを背負って漕ぐ際は不安定感が増します。
快適で安全な走行はできないと感じています。
走行時の”快適性”を第一に求める
「走行時の快適性」を第一に求める方は不満を感じてしまうかもしれません。
折りたたみ自転車界、最小・最コンパクトである分、「走行力」を犠牲にしていることは否めません。
具体的には、 地面からの衝撃が手に伝わりやすいことや、タイヤの小ささから段差で不安定を感じることもあるかと思います。
しかしながら、「A-bike」の輪行力は最強です。
日常的な輪行や旅を共にする折りたたみ自転車なら「A-bike一択」と私は考えています。
「折りたたみ自転車は輪行することを前提とした自転車である」
この大前提を考慮すれば、個人的には走行に多少難があっても輪行力の優位性が勝ります。
A-bikeは推せます。
そして、「A-bike electric」は、「A-bike city」が弱点としていた「走行性能」を見事に克服し、長距離を楽に、速く、長時間走れるようになっています。
その乗り味はまるで「Eスクーター」です。
”輪行力”と”走行力”を併せ持つ「A-bike electric」を選択することで走行時の快適性も両立できるかもしれません。
*「A-bike electric」レビュー記事
利用想定の通勤電車・バスが常時すし詰め状態
せっかくのA-bikeです。通勤での輪行を主な用途に考えている方も多いと思います。
ところが、利用を想定する通勤電車・バスが常時すし詰め状態だとしたらおすすめできないかもしれません。
A-bike購入前に一度ご自分の利用想定区間の混雑状況をチェックすることをおすすめします。
とはいえ、
自転車輪行を躊躇する混雑だったとしても諦めないでください!
この時点でやめてしまうのはもったいないです。
先頭車両や最後尾の様子を見てみましょう。 案外空いています。
私の使用区間も自転車を持ち込める状況ではありません。
ところが、最後尾の車両は人と接触するような状況にはなっていないことから年間300回を超える輪行が可能になっています。
周囲に迷惑をかけないように輪行することは大切なことです。
なお、股下に挟み込むことで他者に与える影響をかなり小さくできることも申し添えておきます。
利用想定路に悪路・急坂が多い
段差を苦手とするA-bikeにおいては、舗装されていない砂利道のような悪路は厳しいです。
また、急坂しかもS字のカーブを描くような峠道のような箇所があるならおすすめできません。
登り坂はそもそも登れなければ押して歩くことで大丈夫です。
むしろ危ないのは下りです
地面のひび割れなどが補修されていないことも多く、タイヤを取られる場面もあります。
10インチほどの小さなタイヤはバランスが取りづらいです。
また、長い下り坂ではブレーキをずっと握ることになります。
握力が限界を迎えたら命に関わる重大事故に繋がる可能性もあります。
↑これは京都亀岡にある「霧のテラス」に行った際の自分の経験です。
休憩しながらなんとか事故なく下れましたが、皆さまは真似しないでくださいね!
段差の衝撃を和らげるのにグローブ(手袋)は必須です
目立つのが嫌
A-bikeに乗っていると走行時のみならず、輪行の折りたたみ時なども周囲の視線をびしびし感じます。
目立つのが嫌ならA-bikeはおすすめできないかもしれません。
ただ視線を集めるのみならず、話しかけられることもしばしば。
これについては、物珍しさからある程度避けようがないことです。
目立つのが嫌という方の対策としてはサングラスをかけることでしょうか。
まあ、視線を集めることは慣れればなんてことないかなと個人的には感じています。
とはいえ、マナー違反の乗り方や輪行をすればその分悪目立ちもします。
自転車乗りの社会的地位を落とさないよう気をつけたいものです。
主にスーパーなどの買い物で使いたい
主にスーパーなどの日用的な買い物でA-bikeを使いたい方には向かないかもしれません。
前提として、A-bikeはカゴを装着できません。
カゴだけでなくライトなどのアクセサリ類全般がNGです。
これはコンパクトに折りたたみ可能な自転車の特性上やむを得ないことです。
また、A-bikeは盗難の恐れも高いため駐輪場に駐輪しづらいです。
柱やフェンスに鍵でくくりつけられるような位置が取れれば良いのですが、そうできない環境もあり得ます。
それ以外に、片手にお買い物の荷物を持ちながら運転することもおすすめできません。
両手はハンドルを握るしかできません。
片手で運転することは不可能と思っておいた方が無難です。
対策としてはリュックを背負うこととなります。
そのため、お買い物の量はリュックに入る程度しかできません。
余談ですが、私は車を手放し、A-bikeでの移動が主となっています。
そのため、ネットスーパーを利用するようになりました。
結果的に時間も有効活用できるのでとても気に入っています。
楽天西友ネットスーパー
*2023年6月29日から送料無料ラインが値下げされますます利用しやすくなりました。
住まい、使用想定の駅にエレベーターがない
集合住宅の2階に住んでいてエレベーターがない。 また、使用想定の駅にエレベーターがなく階段持ち運びが常態化するようなら、A-bikeの運搬が面倒になってしまうかもしれません。
「A-bike city」の約7kgはともかく、電動アシストタイプの「A-bike electric」は約12kg(バッテリー込)です。
平坦路の横移動であればタイヤを転がして運べるので重量はそれほどハンデになりません。
でも上下階段移動はそれなりに大変な作業であることは意識しておいたほうが良いでしょう。
ちなみに私は、もっぱら駅の階段では筋トレのつもりで広背筋への刺激を意識しながら運んでいます。
エレベーターを待つ時間を考えたらそのほうが速いというのも理由にあります…
このあたりの感じ方は個人差があるでしょうから購入前にイメージしておいて損はありません。
自転車を安全に室内保管できる場所・スペースがない
せっかく輪行力最強のA-bikeですから、できれば通勤に活用してもらいたいところです。
でも、通勤場所で安全に室内保管できないのは困りものです。
駐輪場を使えばいいともいえますが、正直あまりおすすめできません。
盗難や雨天の濡れ防止など室内保管はマストだと個人的には思います。
折りたためば靴2足分のスペースで良いのでスペースを確保したいところです。
なお、日を跨いでも安全に保管するための一つの方法として駅のコインロッカーにもA-bikeは余裕で入ります。
まとめ
この記事を通して、「A-bike」を“おすすめできない人”について解説しました。
一言で評するなら、「輪行」よりも「走行」を重視する人には向かないということです。
また、「輪行」を活かせない環境だとA-bikeも活きません
以下のポイントも要注意です。
・体重が100kg以上ある
・走行時の快適性を第一に求める
・利用想定の通勤電車・バスが常時すし詰め状態
・利用想定路が悪路・急坂 ・目立つのが嫌
・主にスーパーでの買い物などで使いたい
・住まい、使用想定の駅にエレベーターがない
・自転車を安全に室内保管できる場所・スペースがない
どれも対処法はあります。
“おすすめできない人”という記事ですが、自転車携帯生活はおすすめしたいところです。
ぜひ魅力をつづったこちらの記事も併せてご覧くださいね。
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